ノルバスク服用と抑肝散の高血圧や40代以上への効果

高血圧症は収縮期血圧140mmHG以上、または拡張期血圧90mmHg以上の状態をいいます。この高血圧状態は、遺伝的な要因、ホルモン異常、塩分過多や肥満などの生活習慣が原因となって起こります。特に40代以降、つまり中年以上の方が発症する高血圧症では生活習慣が原因となって起こる場合が多いので、治療においては、食事療法や運動療法といった生活習慣の改善が行われますが、高血圧治療の中心となるのはやはり降圧剤を使用した薬物療法です。
その降圧剤の代表格がノルバスクです。ノルバスクはアダラート、カルブロックなどと同じカルシウム拮抗剤に分類される降圧剤です。血管平滑筋にあるCaチャネルの機能を妨害することによって血管を拡張させ、血圧を低下させます。
このノルバスクと抑肝散との併用に関してですが、まず抑肝散は不眠症や神経症に対して使用される漢方薬です。抑肝散によって実は高血圧が起こることがあります。これは抑肝散に含まれるカンゾウという生薬の成分グリチルリチンが偽アルドステロン症を引き起こし、循環血液量が増加し、血圧が上がってしまうため起こります。この場合の高血圧に対してノルバスクは使用できます。ただし偽アルドステロン症に対して効果的に使用できるのはARBやACE阻害薬です。
40代以上の方の高血圧症治療で重要となるのは他の基礎疾患も治療することです。前述の通り、40代以上で高血圧症を発症する場合には生活習慣が影響していることが多く、糖尿病、脂質異常症といった他の生活習慣病も起こっていることが多いです。これらの治療も併せて行うことで動脈硬化の進行をより抑えることができるので、生命予後の改善が期待できます。

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